【ノックスクート】清算情報を聞いて思い出した事、感じた事




ノックスクート清算へとの情報が昨日より流れています。

ある程度予測はしていましたが、ノックスクートは好感を持てるキャリアのひとつであっただけに、衝撃でした。またNokscootの会社設立時期は、私のタイでのロングステー開始時期とも重なり、感慨深いものもあります。

今回はこの情報を聞いて、思い出した事、感じた事を記事にしてみました。

清算情報記事内容と所感

バンコクポスト :
https://www.bangkokpost.com/business/1941572/nokscoot-goes-out-of-business

Traicy : https://www.traicy.com/posts/20200626173656/

両記事共に来月中旬開催の株主総会で清算が決議される予定。また従業員の解雇は既に進めているとの内容です。

日本⇔タイ便に限って言えばコロナ禍前よりあきらかに競争過剰、投げ売り同様の価格での販売が続いておりどこかがいつか、との印象ではおりました。経営不振が度々報じられていたNokscootはその最右翼。ただ、つい先月末に7月よりバンコク⇔東京便再開か?との記事を書いたばかりでもあり、驚かされました。

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【ノックエア】7月より東京便運航再開?

ボロながら座り心地良かったシート

Nokscootは文字通り、NokairとScootの合弁会社です。
(以下上記バンコクポスト記事より引用)

Nokscoot 2014年設立
持株比率 : NokAir 51%, Scoot49%(シンガポール航空の子会社)

NokAir 2004年設立
タイ国際航空 13.25%シェア

上記持ち株比率からも判るように、コロナ禍の影響に加えてタイ国際空港の破綻の影響は小さくないのではとの印象です。

また気になるNokair単体での今後の展開ですが、国内線を従来通りとのツイッター通知が以下の通りなされてはいます。

タイ航空は今後どうなっていくのか定かではありませんが、日⇔タイ航空券に関してはこれまでの買い手市場から売り手市場になってしまうような気がします。




清算情報で思い出した事・感じた事

シンガポール航空傘下のスクートの影響か、ノックスクート客室乗務員の接客姿勢は好感が持て、日タイ間を結ぶ大手LCC3社(エアアジア、タイライオン)の中では一番好きでした。接客面に限って言えばタイ航空より数段上の印象で、今回の清算情報は残念の一言。2月帰国時の搭乗が最後になってしまいました。

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また以下、今回の清算ニュースを聞いて思い出した事、感じた事です。

以前お話する機会のあったNokscoot CAさん
ご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが、安全性の問題か、はたまた軍政への圧力か、同社日本⇔タイ便就航直前になり就航許可が下りず、結局1-2年程就航開始が遅れました。

タイでロングステーを開始した直後に住んだコンドに、タイ⇔日本便新規就航に合わせて採用された日本人CAさんが10名程住まれていましたが、お話する機会があったのはその内のお一人。

当時そのあおりを受け中国便に回されてしまった、接客は大変だったが扱いにも慣れ、中国語もかなりマスター出来た等々たあいのない話でしたが、元気はつらつ、よくしゃべられる方でした。清算直前までお勤めであったかは定かではありませんが、当時の事なつかしく思い出されました。

作家村上春樹さんのラジオ番組での言葉
村上さんは不定期ですがご自身DJで【村上ラジオ】というラジオ番組(FM東京キー)を放送されています。今回この清算ニュースを聞き思い出したのは、先月ステイホーム特番で聞いた【アフターコロナ】に対する村上さんの言葉。以下そのまま引用します。
引用元:https://kangaeruhito.jp/article/14739

村上さんは「アフターコロナ」についてどう思われますか?

うーん、今を生きるだけで大変なのに、「アフターコロナ」「ポストコロナ」と言われても、急にはよくわかんないですよね。でも僕がちょっと思ったのは、この「自粛期間」のせいで、僕らの生活にとって「なくてはならないもの」が何か、「なくても別に困らないもの」が何か……そういうことが少しずつ見えてきたんじゃないかな、という気がします。そういう意味では、ある種壮大な「社会的実験」みたいなものが、世界規模でおこなわれたんじゃないでしょうか。そしてその実験の成果は、これからじわじわと社会全体に広がっていくだろうという気がします。良くも悪くも。これまでの生活をもう一度あらためて見直すというのはたぶん良いことですよね。
逆に怖いのは、いろんな意味で人々が閉塞的になってしまうことですよね。自分さえ良けりゃそれでいい……みたいな感じで。大きなところでいえば、それからグローバリズムが後退して、自分の国や地域だけで縮こまって、閉じこもってしまうとか。そういうのはちょっと怖いかもしれませんね。

上記の他、番組中参考になるいい話がたくさんありました。

今回の一件は、航空業界のみならず、コロナの影響はまだまだこれからを、改めて感じさせられた一件です。

村上さんの話のみならず、コロナ禍が収まった数年後、自分自身この記事を読み返して何て思うのか。なんて思いながら書いた今回の記事でした。

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